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ねこまんま便り

〜満ちていく塩〜山本基 展

四年前、家族で旅行した箱根の彫刻の森美術館で偶々展示中だった山本基さんのインスタレーション。
真っ白な細かい砂状のものが塩で、一切の加工もせずに使われていることを知り、すぐには信じられませんでした。
白一色の作品の、何とも言えない静謐な印象が記憶に残る展示でした。
今回新聞で展覧会を知り、早速行ってきました~☆
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「原点回帰」と名付けられた今回の展覧会の作品は「たゆたう庭」〜
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白いさざ波のように床一面に広がるのは紛れもない「塩」の無数の粒✨
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観る位置によっては銀河や渦潮にも感じられる不思議な空間。
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オープン二日目で、完成直前の公開制作を拝見できました~☆
制作は山本さんお一人で!今回の作品は今日を含めて約10日間かかったとか。
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手にした容器に微粒の塩を入れ、床に少しずつ置いて行く作業をひたすら続けると聞いて、気が遠くなりました。
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一切の加工をしない塩は微粒塩と言ってスーパーでも買えるそう❗️
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原画となるものはありますが、会場の床面には位置確認のテープくらいで、直接塩を置いていくと聞いて、またビックリ〜(^_^;)
古来から、塩は私達の暮らしに無くてはならない身近なものでありながら「神聖さ」や「精神性」の象徴でもあり続けてきました。
会場のビルの窓ガラスから射す陽の光によって刻々と表情を変える「たゆたう庭」
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夕方にはライトアップされた窓のブルーの灯りで、幻想的な情景が現れるそう〜🌌
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塩も人間もいのちの原点は海。
展示最終日には来場者の手で作品を壊し、後日各々で海に還すプロジェクトも~☆
再び、訪れたいと思える素敵な展覧会でした!
下の階には、表参道のお洒落な和菓子屋「HIGASIYA」のカフェが❗️
食事やお酒も楽しめますが、今日は玄米餅のセットを。高菜と胡桃餡それぞれを玄米で包みコンガリ焼いた素朴な味~☆
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入り口に活けられた紅木蓮が見事~☆
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丁度、節分が近いのでディスプレーも♪
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すごく素敵な空間での優雅なひと時でした〜♡
# by manma_neko | 2015-02-01 13:55

アイルランドに吹き渡る風〜

久しぶりに会う友人に誘われ、映画を観てきました。
「天使の分け前」等の作品で知られる
名監督ケン・ローチの新作。
「ジミー、野を駆ける伝説」
アイルランドで唯一国外追放となった
‘名もなき英雄'の物語と聞いても、誰?その人⁇と云う感じでしたが、、。
実在の活動家ジミー・グラルトンが内戦終結後の故郷に帰って来るところから、物語は始まります。
これからご覧になる方の為に詳しいストーリーは控えますが、1930年代のアイルランドを舞台にした素晴らしいヒューマンドラマになっていて、見終わった後に未来への勇気を貰えました❗️
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ジミーは有名なヒーローではなく、自由と芸術を愛する心優しい孝行息子でもあります。拘束され、強制送還される息子を救う為に切々と訴える彼の老母の姿に、後藤さんのお母様の姿がだぶりました。
厳しい自然や歴史に翻弄されてきたアイルランドには昔から強く惹かれて来て、アイリッシュダンスやケルト音楽も大好きなので、劇中のダンスや歌のシーンも魅力的でした~☆
見終わって「今の日本にジミーが居たらなぁ〜」と溜息をつきそうになりましたが、どんなに弾圧されても奪えないものはこの私達一人ひとりの心の中にあるのだ‼️と思い直しました。
今年のオススメの一本ですよ〜☆
# by manma_neko | 2015-01-30 11:01

ご馳走様☆〜睦月〜

もうすぐ一月も終わり。
寒暖差が激しく、明日は都心でも雪が降りそうですね〜。これも春の訪れに向かう自然のサイクルなのかも?

さて、お節に始まって色々美味しいものを食べ過ぎてしまった日々を振り返って、カロリーオーバーをチョッピリ反省〜(^_^;)
ある日のランチ〜
ミニ天婦羅蕎麦にミニ丼セット。小鉢、サラダ、お新香、ワラビ餅までついて何と950円❗️
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クラブハリエの焼きたてバームクーヘンセット~☆目の前で焼き上げるフワフワが堪りません~☆
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丸福珈琲の期間限定セット。
輪島塗りのカップやスプーンフォークで頂く優雅なティータイム~☆
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蜂蜜ロールケーキに、栗の渋皮煮付き抹茶アイスも~♡
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自然素材のドーナツ「フォレスト」の動物シリーズ、黒胡麻味のコアラ。
可愛くて、どこから齧ったら良いか迷います(^_^;)
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「八海山」の麹入り鰤大根定食。
飴色の大根がトロける~☆
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自由が丘「山久」のランチセット!
揚げ出し豆腐&茄子、南瓜の黒胡麻味噌和え、お浸し、ミニ稲荷に一口白玉ずんだ餡にミニ手打ち蕎麦~☆
蕎麦湯と蕎麦味噌もついて大満足でした❗️
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お蕎麦は茹でたてを後から持ってきてくれるのがウレシイ〜♪
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# by manma_neko | 2015-01-29 11:23

うそ替え@亀戸天神🐢

今年の初天神の前日に、うそ替えに行って来ました~☆
「うそ」というのはスズメ科の鳥で、その名から「悪いことをウソにする」と厄を祓い、幸運を呼び込むと信心されて来たそう。
漢字で書くと「鷽」。「學」と良く似ているので学問の神様を祀る太宰府天満宮と縁が繋がったとか、天満宮の害虫を食べて大切にされたとか諸説ありますが、木彫りの小さな鳥です♪
毎年沢山の人が、1年間お世話になった鷽をご返納し、新しい鷽を求めて長い列をつくります〜
今年は土日に当たったせいか、既に参道にまで行列が〜(^_^;)
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どうやら、ぐるりと迂回しないと返納もお参りも出来ないみたい〜
途中で、お手頃な大きさのが売り切れのアナウンスが〜困ったわ😣
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結局、2時間近く並んでようやくご返納し、何とか今年の鷽を頂いてきました。
お参りする時にはヘロヘロ〜〜(^_^;)
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境内には紅梅や白梅もチラホラ開花し、蝋梅?が満開でした~☆
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一つずつ手作りされる鷽に、「今年一年間よろしく!」とお願いしました。
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# by manma_neko | 2015-01-26 10:29

「消されたものたち」

北風が吹き寒〜い日でしたが、気になっていた展示を観にギャラリー古藤へ〜

様々な理由で展示を中止されたり、拒否されたり、作品を削除されたり、 撤去された「表現の不自由〜消されたものたち」展。
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入り口には、「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の色紙が。
撮影を許可して頂いた、写真家 安世鴻さんの作品。
中国残留朝鮮人の「慰安婦」被害者
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中国や韓国・朝鮮以外にもフィリピンやインドネシアに生存している被害者に会って撮影された作品。
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被害にあった当時の年齢の「13歳」を目にして絶句するしかありませんでした。
ソウルの日本大使館前から撤去された「少女像」と同じモチーフの作品は、今回来日されたキム夫妻が、この展示の為に創作されたそう。
隣に置かれた椅子には、「少女と手を携えて同じ目線で座って下さい。」というメッセージが込められているのだとか。
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小さなブロンズ像の少女の肩に小鳥が止まっています。
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会場には都美術館から撤去を求められ、止む無く一部を削除して展示した彫刻家
中垣克久さんの作品写真や、閲覧制限がかけられた「はだしのゲン」も展示されていました。
「見る、聞く、読む、知る」ことができない「不自由」については様々な考え方があるとは思いますが、「消されたものたち」の存在の重さをずっしりと感じた貴重なひとときでした。
# by manma_neko | 2015-01-24 19:23



そのまんまが美しい猫と美味しいモノを愛でる日記です。

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