「猫たちのいるところ」@浅草ギャラリーエフ

連休の狭間の一昨日、浅草のギャラリーエフさんで開催中の空間展示「猫たちのいるところ〜飯舘村を、生きる」を体験してきました。

ギャラリー ・エフ19周年企画展として4月28日から始まった蔵の中の展示は、五年前に福島第一原発の事故により全村避難となった飯舘村で置き去りにされた犬や猫たちの「いるところ」を体感できるものです。
置き去りにされたままの犬や猫たちへの給餌活動を続けているIzumiさんをはじめとする「チーム銀次」が実際に見聞きした現地の状況を出来るだけ体感出来るようにという趣旨の展示。

150年近い歳月を生き抜いてきた蔵の中には、今も被災地を埋め尽くし続けているフレコンバッグが。

目の前に置かれているフレコンバッグは予想以上に圧迫感があり、これが何万、何十万も積み上げられて大地を覆い尽くして行く状況に胸が重苦しくなりました。
二階に上がると、猫の給餌や保護活動のボランティアさんが工夫を重ねた給餌ボックスの実物が置かれて居ました。

照明を落としているので見えにくいですが、プラスチックの衣装ケースを利用して野生動物の侵入を防ぐ様々な工夫がされています。
実際に給餌活動されているチーム銀次のオレ銀号のメンバーのお二人が丁度いらしていてお話を聴く事が出来ました。
蔵の二階から見下ろしたフレコンバッグ。

給餌場所に24時間マイクを設置して、二日間録音した音声が蔵の中の闇に響きます。
この五年間、生き抜いてきた沢山の「命」が「私はここにいます。そして今この瞬間も生きています。」と訴えているように聞こえました。
カフェに移って、今回の展示に合わせて作られたチーム銀次手芸部の支援グッズ「ぶさねこ堂」・プレミアを見ながら美味しい珈琲で一服〜♪
支援グッズの売り上げは全額、被災地のワンニャン達の為に使われます。
さて、いよいよ看板猫すずくんもまどかさんに抱っこされて登場〜♪

豆かあさんと遊んで貰い、ご機嫌です❣️
もちろん、オモテニャシもバッチリ〜☆

この展示を一人でも多くの人々に体感して欲しいと思います。
私も会期中、再訪するつもりです。
この企画に携わった全ての方々に感謝を込めて、ありがとうございます❗️

〜6月19日。12時〜19時
5月9日.14日.15日は休み。